AZ-COM丸和HD元従業員に勧告、TOB情報漏えい

事件・事故AZ-COM丸和ホールディングス（HD）は23日、同社の元従業員がC&Fロジホールディングス（HD）の公開買い付け（TOB）に関する未公表情報を第三者に漏らしたとして、証券取引等監視委員会が元従業員と情報を受け取った知人に対し、金融商品取引法違反（インサイダー取引）に基づく課徴金納付命令を出すよう、内閣総理大臣と金融庁長官に勧告した、と発表した。

丸和が2024年3月21日に発表したTOBの開始予定に関する情報が公表される前、元従業員が知人に利益を得させる目的で情報を伝達していたことが確認された。対象となる元従業員はすでに退職済だが、会社はこの事実を受け、懲戒解雇に相当する旨を通知し、社内規定に基づき処分した。

同社ではこれまでもインサイダー取引防止に向けた社内規程の整備や研修を行ってきたが、今回の事案発生を受け、関係者に謝罪するとともに、コンプライアンス体制の見直しと再発防止に取り組む方針を示している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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