行政・団体建設現場の仮設足場施工などを手掛けるダイサン(大阪市中央区)は18日、経済産業省の2024年度「地域の中堅・中核企業の経営力向上支援事業補助金」に採択され、秋田県能代市で「地域の外国人材確保・受入の共通プラットフォーム構築による育成・定着支援事業」を開始することを発表した。
外国人労働者の受け入れと整備制度が進む一方で、秋田県では外国人労働者の活用が進まないなどの問題が特に顕著なため、人手不足がより深刻化しているという。今回採択された事業は、地域企業が外国人材の雇用を円滑に進めるためのノウハウを共有することを目的としており、ダイサンは能代市の企業と連携し、地域企業が外国人材を活用しやすい環境の整備に努める。
ダイサンは建設会社など5社と連携し、インドネシアの合弁会社ダイソン・ミノリ・インドネシアでの人材育成を通じて、能代市での外国人材の確保・採用を支援する。
主な取り組みとしては、送り出し機関・育成機関と連携し、優秀な外国人材を採用する。特に日本語能力試験N3以上の取得を目標に日本語教育を行い、来日後のコミュニケーションの円滑化を図る。
また、風力発電、介護、建設、製造業など特定技能の対象分野に加え、地域企業と連携して受け入れ体制を強化し、外国人労働者が定着しやすい労働環境を整備する。
さらに、行政手続きのDX(デジタルトランスフォーメーション)化により、事務作業の効率化を図り、外国人材の雇用に参入しやすい仕組みを構築するとしている。
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