調査・データグローバルインフォメーション(川崎市麻生区)は8月29日、世界の大型トラック市場の動向をまとめた、ビズウィットリサーチ&コンサルティングの市場調査レポート「大型トラックの世界市場規模調査:重量制限別、トラッククラス別、用途別、燃料タイプ別、地域別予測、2024-2032年」を発売した。世界の大型トラック市場は2032年まで年平均5.2%以上成長するとしている。
レポートによると、同市場は23年に3925億6000万ドル規模に達したとみられる。今後も32年まで5.2%以上の年間成長率を維持すると予想される。
大型トラックは、特に建設や物流に不可欠で、ハイブリッドエンジンや電気エンジンへに対する需要の高まりが市場の拡大に寄与しているほか、建設や物流でのトラック需要の増加も市場の拡大を後押ししている。新興経済国でも、有利な直接投資政策と必要不可欠な資源に支えられ、道路網の拡張や大型トラック部品の国際的調達の増加は、さらなる需要を促すとみられる。
一方、脱炭素にむけてハイブリッドエンジンや電気エンジンの需要が高まるなか、大型トラックの電気・バッテリー駆動モデルは高額で、充電ステーションも十分に存在しないことが、市場成長の妨げになる可能性がある。
地域別にみると、北米では貨物輸送需要の増加や、トラック技術の進歩、インフラへの政府投資、車両のアップグレードを促す厳しい排ガス規制、効率的な物流ソリューションを必要とする電子商取引(EC)の拡大などが。市場を牽引している。また、アジア太平洋地域も、24年から32年にかけて最も速いスピードで成長していくとみられる。
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