財務・人事屋外用ベルトコンベヤー部品の設計・製造・販売を手掛けるJRC(大阪市西区)は11日、2025年中間決算を公表した。売上高が前年同期比12.7%増の49億4900万円、営業利益が30.8%増の6億5100万円、純利益が77.9%増の5億2300万円と大幅な増収増益となった。コンベヤー部品事業が好調に推移し、特に第2四半期(6-8月)売上高は25億9300万円で、四半期ベースとして過去最高となった。
主力のコンベヤー部品事業は売上高48億4100万円で前年同期比15.2%の増。営業利益も7億4500万円で同34.0%増となった。いずれも中間期の業績としては過去最高となる。更新やリプレイス需要が安定して推移したのに加え、環境プラント向けソリューションも力強く成長。海外事業もインドネシア向けを中心に順調だった。
また、M&Aで取得したC&M福島工場(旧東陽工業)の稼働で生産能力が拡大したことも、業績に貢献した。
一方、ロボティクスや自動化、省力化設備を中心としたロボットSI事業は売上高1億900万円で同44.5%の減。営業損失は9300万円で昨年同期比で4200万円損失が拡大した。
納期や仕様の変更による期ズレが発生し売上高が減少したうえ、M&A費用の計上で利益を確保できなかった。今後は、食品・医薬業界の強い自動化ニーズや、これまでの納入企業によるリピートによって受注の増加が望めるほか、M&A効果を最大化することで、さらなる受注獲得を目指すとしている。
来年2月までの通期では、売上高を前年度比12.2%増の106億2700万円と見込み、営業利益が24.5%増の15億8200万円、純利益が26.3%増の10億6900万円とする見通しを据え置いた。
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