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タンザニア物流円滑化へ、外務省が道路整備支援

2024年10月18日 (金)

ロジスティクス外務省は18日、タンザニア連合共和国に対して無償資金協力を提供することを発表した。これは「ドドマ市内環状道路建設計画」の一環で、供与限度額40億7000万円の資金が提供される。ダルエスサラーム市で行われた書簡の署名・交換には、日本の駐タンザニア大使三澤康氏と、タンザニア財務省次官ナトゥ・ムワンバ氏が出席した。

ドドマ市は、ダルエスサラームからの政府機能移転が進行しており、今後人口増加が見込まれている。しかし、同市の交通インフラは十分に整備されておらず、大型車両が市内中心部を頻繁に通過するため、排気ガスや騒音、振動などによる住環境の悪化が問題となっている。加えて、今後の交通量増加も予測されており、インフラ整備が急務とされている。

今回の協力は、ドドマ市内に内環状道路を新設し、既存道路を拡幅することで、交通の円滑化と住環境の改善を図るものだ。このインフラ整備により、同国全体の物流円滑化と経済・社会開発が促進されることが期待されている。さらに、ドドマ市はウガンダやコンゴ民主共和国など内陸国に通じる「中央回廊」上に位置しており、これら国々への物流改善にも寄与することが期待されている。

今回のプロジェクトを通じて、タンザニアにおける経済成長と、周辺諸国との経済連携の強化が期待されている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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