ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

西ア・コートジボワールの物流円滑化へ無償資金協力

2018年3月16日 (金)

国際外務省は16日(現地時間15日)、西アフリカのコートジボワール共和国の物流円滑化に向け、アビジャン市で川村裕駐コートジボワール大使とマルセル・アモン=タノー外務大臣との間で、供与限度額を1億6800万円とする無償資金協力に関する書簡の交換が行われた、と発表した。

コートジボワール国内の道路インフラは、1970年代以降、外国投資に支えられて整備が進められてきたが,その後の国内混乱・内戦の影響により、新規の道路建設や維持管理は停滞したことからアビジャン市内の交通量がその容量を上回り、同市内随所で慢性的に渋滞が発生している。

今回の協力は、アビジャン市で日本・コートジボワール友好交差点の立体交差の双方向化を通じて交通容量の増強を行うことにより、市中心部と郊外とを往来する交通の円滑化を図るもの。これにより物流の定時性確保や交通の利便性などが高まる。

日本はコートジボワールを含む西アフリカ「成長の環」を総合広域開発の3重点地域の一つと位置づけており、アフリカで100億ドル(1兆円)の質の高いインフラ投資を実施することを表明している。