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貨物輸送仲介市場は今後10年で1.7倍規模に

2024年10月31日 (木)

調査・データ米市場調査会社Panorama Data Insights(パノラマデータインサイト)は31日、世界の貨物輸送仲介市場は2022年から31年までの間に1.7倍の885億ドルの規模に成長するとの予測を公表した。

同社によると、22年の同市場の規模は511億ドルで、今後31年まで年平均6.3%の成長を続け、31年までに1.7の規模になる。

貨物輸送仲介市場の拡大に大きく寄与しているのは電子商取引(EC)の急増で、多くのEC業者は物理的な小売スペースを持たず、製品の流通とサプライチェーンを効率的に管理するため、物流業者に依存している。これによって、オンラインショッピングの利便性や、競争力のある価格設定が可能になり、それが多くの消費者に支持される理由にもなっている。

また、ブランドが小売店などを通さずに、顧客に直接製品を販売する消費者直販(DTC)の増加も市場の成長の要因になっている。

地域別に見ると、世界市場をリードしているのはアジア太平洋地域で、ECブームと物流サービスのアウトソーシング志向の高まりが市場をけん引。各国政府も物流インフラの強化に取り組んでおり、市場拡大をさらに後押ししている。

北米もオンライン小売の増加で、柔軟で効率的な物流サービスなどが求められていることから、市場で大きなシェアを占める。タイムリーな配送を確保し、複雑なサプライチェーンネットワークを管理するために、貨物仲介は不可欠な存在となっている。

産業別では、製造業がサプライチェーンを管理するのに貨物仲介サービスを幅広く利用している。貨物仲介を利用することで、製造業者は変動する生産需要に対応し、費用対効果の高いタイムリーな資材輸送を実現できる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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