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ダイトーケミックス、船舶火災訴訟で東京地裁判決

2013年5月27日 (月)

話題ダイトーケミックスは27日、同社が被告となって争ってきた船舶火災の損害賠償請求訴訟で、東京地方裁判所が原告の請求を棄却する判決を言渡したと発表した。

同社によると2004年10月、同社製品を積載して地中海を航行していた船舶に火災が発生し、積荷や船体が損傷。同じ船舶で輸送していたほかの貨物の荷主、荷主を保険代位した保険会社と船会社などが原告となり、製造元のダイトーケミックスと製品を海外に輸出した商社をそれぞれ別訴で被告として、請求総額12億円の損害賠償請求訴訟などを提起して争ってきた。

商社が被告となった訴訟は05年10月から08年2月末までに5件、ダイトーケミックスが被告となった訴訟は07年9月から08年3月末までに4件提起されている。

先行して原告らから提訴された商社訴訟では、第一審の東京地裁判決(10年7月)で、原告らの請求が棄却されたが、第二審の東京高裁判決(ことし2月)では、原告らの請求が変更され、全体(5件)で8億8600万円の認容額となり、最高裁判所で係争中となっている。