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GLP、埼玉・三郷に3棟目の汎用大型物流施設竣工

2013年6月4日 (火)
GLP三郷3の外観

GLP三郷3の外観

ロジスティクスグローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は4日、埼玉県三郷市でマルチテナント型大型物流施設「GLP三郷3」を竣工したと発表した。既に延床面積9万4718m²の65%を5社が利用することとなっており、同社は今後、残るスペースの契約に注力する。

GLP三郷3は、同社が国内初の開発プロジェクトとして2012年から建設を進めてきたもので、「ジャパン・デベロップメント・ベンチャー」による第一号投資案件となる。ジャパン・デベロップメント・ベンチャーは、GLPとカナダの公的年金運用機関「CPPIB」が折半出資で設立した合弁事業。

物流施設として国内初の「LEEDゴールド」の予備認証を取得し、これまで以上に環境面への配慮に注力した。総工費は120億円。

4日の内覧会では、GLPが特許を取得しているGLPパイルキャップ免震工法が見られる免震ギャラリーやLED照明を備えたオフィスといった施設内部、大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイ、トラックバースなどを公開した。

竣工式には、テナントとなる3PL企業や荷主企業が出席。GLPの帖佐義之社長は「首都圏という大消費地をカバーする物流の戦略的拠点として非常に優れた立地にあり、最新鋭の設備を備えた大型物流施設だ。竣工以前に複数社と賃貸借契約が締結できたことを嬉しく思うし、国内では物流施設として初のLEEDゴールド予備認証を取得してる同施設の社会インフラとしてのサステナビリティへの貢献に期待している」と語った。

施設は3万8901m²の敷地に地上5階建て、延床面積9万4718m²のマルチテナント型物流施設で、各階に大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイ2基(上り・下り)を備え、140台のトラックバース、188台の乗用車駐車場を設置。ワンフロア面積は1万5000m²で、最大3分割、4000m²から利用することができる。

また、同社が特許を取得しているパイルキャップ免震工法を初めて導入しており、水平方向の揺れを8割低減することが可能となるほか、液状化現象の被害軽減にも役立つという。

■施設概要
施設名称:GLP三郷III(スリー)
所在地:埼玉県三郷市三郷インター南部地区4街区1画地2
敷地面積:3万8901m²
延床面積:9万4718m²
着工:2012年4月
竣工:2013年5月末