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GLP、埼玉県三郷市に新たな物流施設を開発

2011年11月2日 (水)
GLP三郷3の完成イメージ

GLP三郷3の完成イメージ

ロジスティクスグローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)の日本法人・GLプロパティーズ(東京都港区)はこのほど、埼玉県三郷市で新たに9万3831平方メートルのマルチテナント型物流施設「GLP三郷3」の開発に着手した。2012年4月に着工、13年5月末の竣工に向けて入居企業を募集している。開発コストは約1億5500万米ドル(約118億円)を見込んでいる。

 

GLP三郷3は、GLPとカナダ公的年金運用機関(CPPIB)が、先進的な物流施設の開発・運用を目的として9月に設立を発表しした合弁事業「ジャパン・ディベロップメント・ファンド」による初のプロジェクトとして開発する。

 

GLPとCPPIBは、このファンドに想定投資期間3年間で5億ドル(約380億円)を拠出し、主に日本の首都圏、大阪都市圏で、マルチテナント型物流施設、入居するテナントの要望に合わせて設計・建設するビルド・トゥ・スーツ型物流施設の開発に注力していく。

 

GLP三郷3は、首都圏の主要物流拠点エリアである埼玉県三郷市で3棟目の所有物件となる。災害時のカスタマーの事業継続性確保を目的に、パイルキャップ免震工法の採用、バックアップ電源を導入するなど、これまでの物流施設の機能を進化させた次世代型の物流施設とする。さらに、持続可能な発展に向けた取り組みの一環として、国内の物流施設では初となるLEEDGoldの取得を目指す。

 

GLプロパティーズの三木真人社長は「三郷エリアの物流施設の稼動状況は非常に堅調で、特に三郷エリアの空室率は、首都圏平均の5%を大きく下回る0.8%の水準となっている。三郷エリアの大型マルチテナント型物流施設は過去3年間新規供給がなかったため、高い需要が見込まれる」としており、既に総賃貸面積の約3倍にあたるスペースの引き合いがあるという。

 

■GLP三郷3開発プロジェクトの施設概要
施設名称:GLP三郷3
所在地:三郷インター南部土地区画整理事業施行区域内4街区
敷地面積:約3万8901平方メートル(約1万1768坪)
延床面積:約9万3831平方メートル(約2万8384坪)
着工:2012年4月
竣工:2013年5月末