国際MSC(スイス)18日、世界海運協議会(WSC)が発表した「WSCホエールチャート」の第2版を受け、船舶の航路変更によるクジラとの衝突リスク低減への取り組みを業界全体に呼びかけた。
ホエールチャートは、クジラの保護を目的に、船員が航海計画を立てる際に役立つナビゲーションツール。同社は長年にわたり、クジラの保護に尽力しており、ギリシャとスリランカの沿岸で絶滅危惧種のクジラを保護するために業界で初めて航路変更を実施したり、2023年には565隻の船舶でクジラとの衝突とを避けるために航路を調整するなどの取り組みを行っている。
また、クジラの生息地での速度制限プログラムにも積極的に参加。アメリカのサンフランシスコやモントレー湾では10ノット以下の速度制限を順守し、北米西岸での船舶原則航行プログラムで6年連続で最高ランク「サファイア賞」を獲得している。
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