拠点・施設CDやCVDなどのレンタル、販売などを手掛けるゲオ(名古屋市中区)は20日、物流機能の強化や次世代の物流システム構築のため、ゲオグループの新たな物流拠点となる「中部物流センター」を愛知県岩倉市の三井不動産ロジスティクスパーク名古屋岩倉(MFLP名古屋岩倉)内に開設したと発表した。
ゲオグループでは、利用者のニーズの変化に対応するため、ゲオのバラエティストア化や、Luck Rack(ラックラック)による日本型オフプライスストアの展開などに取り組んでおり、これらを物流機能の強化によって支え、グループ事業のさらなる発展を図る。
ゲオグループはこれまで、レンタルやリユースを主要商材としてきたことから従来の流通拠点は主にTC型(通過型)だったが、ゲオのバラエティストア化やオフプライスストアの展開には不向きなことから、グループで初めての大規模なDC(在庫保管)機能を持つ物流拠点を開設することになった。11月から既に本格稼働している。
同センターは、ゲオ・ゲオモバイル、ラックラックの事業を中心に、レンタルや中古品、新品などさまざまな商品の加工、物流機能を担う。同じ岩倉市にあった旧岩倉物流センターから機能を移転するとともに、外部委託していたDC機能も集約し、グループで一元管理する体制を強化した。
施設内には、従業員の業務負担を軽減するため、ロボットソーター「t-Sort」を128台導入し、仕分け作業の自動化を進めている。また、天井の高さを利用して高層ラックを導入し、在庫保管効率の向上を図っている。
今後は、同センターを次世代型物流システム構築の中核となる旗艦物流拠点と位置づけ、新たな地域でのセンター開設も視野に物流拠点の再編成を進める。
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