サービス・商品RFIDやQRコード・バーコードを使った入出荷・在庫管理システム「IritoDe(イリトデ)」を手掛けるサトー(東京都港区)は2日、IritoDeシリーズの新パッケージとしてリターナブル容器を管理できるシステムを開発したと発表した。
新たなシステムは、製造現場などで使われているキャニスター缶やガスボンベ、IBCコンテナ、SUSドラムなど多様なリターナブル容器の移動履歴や在庫などを管理する。容器の保有数が5万点を超えたり、1日の出荷数が1000点を超えたりする企業もあるが、出荷先での滞留や紛失も多く、容器の欠品や管理の手間が課題となっている。
実際に、同社はリターナブル容器の管理システムに関する相談を受けることも多く、中身を保護する容器やコンテナに特化したシステムを開発した。
同システムは、RFIDのラベルやタグを使って、各リターナブル容器の使用履歴をデータ化し、システム上で一元管理する。RFIDを非接触、一括で読み取るため、人手や時間をかけずに管理ができ、生産に利用可能な容器の状態、数量、所在を正確にリアルタイムで把握できる。
さらにRFID探索機能があるため、滞留している容器を指定して探すことも可能で、紛失なども防げる。使用回数の設定もでき、使用回数の上限に達するとアラートを表示させられる。
このため、容器の在庫の適正化や運用の改善ができるようになり、生産計画や出荷業務の効率化につながる。
また、リターナブル容器は金属製のものが多いが、金属対応ラベルなど製品に最適なタグやラベルを導入できる。
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