ロジスティクス防府通運(山口県防府市)は5日、防府市の工業団地、防府テクノタウンの物流拠点に、自立走行搬送ロボット(AMR)やトラック予約受付システムなどを備えた「テクノタウン物流センター」を増設したと発表した。総工費は24億円で、今月から稼働する。
同社は2017年に防府テクノタウンに進出。国際物流も手掛け、自動車部品の輸送を主力事業としている。今回、営業倉庫(7509平方メートル)、物流センター(5106平方メートル)を増設した。完成したセンターも主に自動車部品の物流拠点とする。
新センターには、AMRやトラック予約受付システムなどを導入して業務の簡素化や省人化による業務の効率化を図った。また、高断熱仕様と太陽光発電などを取り入れ、エネルギー収支ゼロ(ZEB)基準に沿った設計を行い、コスト削減や脱炭素化を目指している。今後はモーダルシフトや輸配送の共同化などの輸送合理化を進め、他社との差別化を図るという。
同社は「物流業務の効率化や脱炭素化に対応する先進性を有した物流センターで、防府市のさらなる自動車産業発展への寄与を目指す」などとしている。
防府テクノタウンは、日本たばこ産業防府工場跡地に大和ハウス工業が整備した工業団地。
敷地面積:2万2632平方メートル
倉庫面積:1万2615平方メートル
アクセス:山陽自動車道・防府東インターチェンジ(IC)から4.9キロ、同・防府西ICから7.5キロ、JR山陽本線・防府駅から3.7キロ
竣工:2024年12月13日
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