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大和ハウス、防府市で新たな産業団地開発

2017年8月22日 (火)

荷主大和ハウス工業は22日、山口県防府市と産業団地造成に伴う協力協定書を締結したと発表した。同社が防府市で産業団地を開発するのは、2015年1月に続き2か所目。

開発予定地は山陽自動車道防府西インターチェンジ(IC)から7キロと近く、中国・四国だけでなく関西・九州へアクセスしやすい。JR山陽本線防府駅から7.2キロに位置し、職住近接の就労環境が整う。5キロ圏内には、マツダの防府工場(中関地区)やブリヂストン防府工場、協和発酵バイオ山口事業所防府などが集積している。

山口県は「発貨物輸送機関割合」(2014年度)が自動車60.9%、海運38.7%と、海運比率が全国平均の10.7%を大きく上回っているのが特徴で、開発予定地は重要港湾に指定されている三田尻中関港にもアクセスしやすいことから、大和ハウスでは「海運輸送を中心とする企業から市内中心部へのアクセスを主とする企業まで幅広いニーズに対応できる」としている。

1か所目の産業団地「防府テクノタウン」(販売面積13ヘクタール、10区画)は、2015年1月に日本たばこ産業防府工場跡地を開発したもので、企業の製造施設、物流施設、研究所など事業展開に沿った大型施設を誘致。今回は同社グループが持つ建築物の調査、設計、施工、建物の管理・運営ノウハウを組み合わせ、「防府第二テクノタウン」(仮称)のネーミングで製造施設、物流施設、研究所などの大型施設やエリア拠点を誘致する。総事業面積(敷地面積)は22ヘクタール、販売予定面積は20ヘクタール。

2018年1月頃に開発許可を取得し、造成工事に着手、建築条件付きの事業用地の販売を開始する計画。

■事業スケジュール
2017年6月16日:土地売買契約締結
2017年7月18日:土地決済、所有権移転
2017年8月22日:山口県防府市との協力協定締結
2018年1月頃:許認可取得
2018年1月頃:造成工事開始・第1期販売開始
2019年11月頃:造成工事完了