調査・データリクルートは13日、同社の調査研究機関「ジョブズリサーチセンター」(JBRC)が、ことし11月度の「アルバイト・パート募集時平均時給調査(三大都市圏)」をまとめ、結果を発表した。
三大都市圏(首都圏、東海、関西)のアルバイト・パート募集時平均時給は1221円となり、前年同月比で43円増加。最低賃金改定があった10月を上回り、3か月連続で過去最高を更新した。職種別では「販売・サービス系」「製造・物流・清掃系」などすべての職種で時給が上昇した。
例年11月は年末商戦に向けた求人が活発になる時期で、特に商業施設での館内誘導や警備、販売スタッフなど未経験者を対象とした高時給求人が増加。また、「専門職系」では塾講師や保育士の時給上昇が顕著で、時給の上昇幅は67円に達した。一方、「年収の壁」への懸念から働き控えを選ぶ人もおり、企業は新規採用だけでなく既存スタッフのキャリア形成を支援する必要があると分析している。
同調査は、首都圏では平均時給1257円(前年同月比41円増)、東海で1151円(同50円増)、関西で1189円(同48円増)と地域ごとにもプラス傾向が見られる。企業側の採用方針や従業員との対話の強化が求められる中、継続的な時給上昇の流れが続くと予測している。
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