
(出所:ダイムラートラック)
環境・CSRダイムラートラック(ドイツ)は29日、ドイツ・ヴェルト工場においてトラックキャブの塗装工程を全面的に見直し、新たな省エネルギー技術を導入すると発表した。この新塗装工程により、同工場でのCO2排出量削減が期待されている。
この新工程では、従来15か所の塗装ステーションと4基の乾燥機を、5か所のコンパクトな塗装ボックスと2基の乾燥機で代替する。塗料には超高固形分塗料を使用し、湿潤状態のまま層ごとに塗装することで、途中乾燥が不要となった。この結果、エネルギー消費を最大40%削減できる。
また、塗装に使用する材料も大幅に削減され、化石燃料を使用しない乾燥システム
を採用しており、1日当たり400台以上のトラックキャブの塗装が可能で、品質も従来通り維持される。
この改良は、2026年までの段階的導入を予定しており、稼働中のラインを順次切り替える。同工場ではすでに2022年からカーボンニュートラルを達成している。
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