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日産、日本市場でグリーン鉄の使用量拡大

2025年2月7日 (金)

(出所:日産自動車)

荷主日産自動車は7日、日本市場において製造時のCO2排出量を削減したグリーン鉄鋼板の採用を拡大し、2025年度の使用量を23年度比で5倍に増加させると発表した。この取り組みは同社のカーボンニュートラル目標の一環であり、素材の調達段階から脱炭素を進める。

鉄の製造過程では、鉄鉱石を還元する際に大量のCO2が排出される。グリーン鉄は低炭素還元鉄や電炉製法の活用によって排出量を抑制し、特に車両重量の60%を占める鉄部品の環境負荷を軽減する。同社は23年から神戸製鋼所の「Kobenable Steel」を導入し、今回新たに日本製鉄の「NSCarbolex Neutral」、JFEスチールの「JGreeX」、ポスコ社の製品を採用する。これらの製品は、製造時のCO2削減をマスバランス方式で評価する手法を用いている。

同社は30年までに製品ライフサイクル全体でのCO2排出量を30%削減し、50年までにカーボンニュートラルを実現する計画を掲げている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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