JFEスチール、三菱地所ベトナム倉庫にグリーン鋼材

荷主大手鉄鋼メーカーのJFEスチールは15日、同社のグリーン鋼材「JGreeX」（ジェイグリークス）が、三菱地所がベトナム・ホーチミン近郊のロンアン省において開発する大規模物流施設「Logicross Nam Thuan」（ロジクロス・ナム・トゥアン）の屋根・壁材として採用されることが決定したと発表した。

ジェイグリークスとして、初の海外向け熱延鋼板（黒皮材）での採用となり、同鋼材は豊田通商を通じて、ベトナムのMARUICHI SUN STEEL JOINT STOCK（SUNSCO）に納入され、SUNSCOにて表面処理鋼板を製造する予定だ。

ジェイグリークスは、同社のCO2排出削減技術により創出した削減量をマスバランス方式を適用して任意の鋼材に割り当てることで、鉄鋼製造プロセスにおけるCO2排出量を大幅に削減した鉄鋼製品。マスバランス方式では、製品製造プロセス全体のCO2排出量の削減における環境価値を一部の鉄鋼製品に集約し、CO2排出原単位の低い鉄鋼製品とみなす。

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LOGISTICS TODAY編集部
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