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中国・京東物流、蘭チューリップ100万本を空輸

2025年3月11日 (火)

国際大手EC(電子商取引)サイト「JD.com」を運営する京東商城(中国)の子会社、京東物流(同)は10日、オランダからチューリップ100万本を輸入したと発表した。中国の生け花需要の高まりに対応するためで、同社によるオランダ産チューリップの過去最大規模の空輸となった。

同社は自社のECプラットフォーム、オフライン販売網、全国規模のコールドチェーン物流ネットワークを活用し、スムーズな配送を実現する。チューリップを購入した顧客には、オランダ旅行が当たるキャンペーンも実施する。

輸入されたチューリップは、2月27日に世界最大の花市場であるオランダ・アールスメーアのフローラホランド競売センターを出発し、中国・広州に到着。その後、京東物流が運営する専用の花き倉庫で管理される。

(出所:京東物流)

中国では近年、生け花の需要が拡大しており、中国花き協会の調査によると、23年の国内花き小売市場は2165億8000万元に達し、オンライン販売が市場全体の50%以上を占めた。中国税関総署のデータでは、23年の花き輸入額のうち、オランダが60%以上を供給している。

生け花は鮮度管理が重要なため、京東物流は温度管理と特殊包装を採用。輸送中の衝撃を軽減し、適切な通気性と湿度を確保するため、専用のフラワーパッケージを使用した。さらに、輸送中の温度は2-8度に維持し、最新のモニタリング技術を活用して品質を管理した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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