調査・データキュラーズ(東京都品川区)は19日、トランクルーム利用者の実態調査の結果をまとめた。調査によると、東京近郊のトランクルーム店舗数は2008年比で3倍以上に増加し、居住面積の縮小が進む中でトランクルームの需要が拡大していることが明らかになった。特に都市部での利用が一般的だったトランクルームが郊外にも広がりを見せており、収納不足を補う役割を果たしている。
調査結果によると、トランクルーム利用者の68.8%が屋内型トランクルームのみを利用しており、16.1%が屋内型と屋外型の併用、13.5%が屋外型を利用していた。利用理由では「趣味の収集品が増えた」が39.1%で最も多く、次いで「引っ越し後、収納に困った」(35.9%)、「仕事の書類や関連用品が増えた」(35.5%)と続いた。
また、トランクルーム利用後の生活満足度の変化については、72.7%の利用者が「生活の満足度が向上した」と回答し、「自宅が広く感じるようになった」(70.6%)、「収納スペースが整理しやすくなった」(62.0%)といった意見が寄せられた。
居住面積の縮小は首都圏全体で進んでおり、国土交通省の統計によれば、20年間で一戸あたり平均7平方メートル減少している。これに伴い、東京近郊(埼玉県、千葉県、横浜市、川崎市、厚木市)のトランクルーム店舗数は増加傾向にある。
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