
▲第一プラントの外観(出所:出光興産)
荷主出光興産は21日、全固体リチウムイオン二次電池の材料となる固体電解質の量産に向け、小型実証設備「第1プラント」(千葉県市原市)で実施していた能力増強工事を完了し、18日に竣工式を行ったと発表した。固体電解質のサンプル生産能力は年間数トンから十数トン規模へと拡大された。
この工事は、2023年6月に決定されたもので、量産技術開発のための設備も併せて強化された。27年から28年にかけての全固体電池の実用化と、30年以降の事業化に向け、次のステップとなる大型パイロット装置による技術検証の加速が狙いとされている。なお、この大型装置も千葉事業所内に建設される予定で、24年10月に基本設計を開始した。
物流面では、固体電解質の重要な中間原料である硫化リチウムの大型製造装置建設も進めており、原材料から製品までのバリューチェーンを一貫して構築する。
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