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日本郵船、「節電フルーツ還元」でプロジェクト賞

2013年10月25日 (金)

認証・表彰日本郵船は25日、同社グループ会社の郵船不動産(東京都中央区)が東日本大震災直後から行っている「節電フルーツ還元」と「ウィー・アー・オン・ザ・セイム・ボート節電」という2つの節電の取り組みが高く評価され、日本不動産ジャーナリスト会議主催の賞で「プロジェクト賞」を受賞した、と発表した。

2011年度に実施された節電フルーツ還元は、東日本大震災の影響で大がかりな節電対策に直面した同社が、「オフィスビルの節電効果を上げるにはテナントの理解と協力が不可欠」として、ビル全体で情報共有を図るとともに節電協力を依頼。

この結果、7-9月は目標値の消費電力15%削減を上回る、前年比30%の削減を達成した。この協力で実った「節電フルーツ」(成果)をテナントに還元しようと、テナント協力で削減された共用部電気代の全額となる1300万円を還元した。

12年度には「ウィー・アー・オン・ザ・セイム・ボート節電」を実施。電気代の上昇を受け、値上げ分をテナントの電気料にただ転嫁するのではなく、テナントとの協働節電(節電目標をビル全体で共有)によって「基本料金(契約電力)を下げて値上げ分を吸収」することに成功し、年間2000万円のコストを抑制した。