拠点・施設パンチ工業(東京都品川区)は13日、日本事業の既存物流拠点を移転すると発表した。現行の東京ロジスティクスセンター(横浜市神奈川区)を、ことし10月中旬に川崎市川崎区東扇島にあるミスミグループ東日本流通センター内へ移す。両社の物流統合は、昨年10月7日に結んだ資本業務提携契約に基づき決定した。
この資本業務提携契約では、パンチ工業とミスミグループがリソースを有効活用し共に成長を目指す。今回の物流拠点統合は協業の一環で、パンチ工業はミスミグループの物流インフラを活用し効率化を図る。これにより両社は、2024年問題による輸送力の不足やコスト上昇に対応する。今後さらに物流コストを低減し続けることを目指す。
26年3月期連結会計年度においては、物流コストの継続的な低減が見込まれる。一方、両社で商品規格統合やシステム投資など一時的な費用が発生する。業績への影響は軽微であり、26年3月期の通期連結業績予想にすでに織り込まれている。
パンチグループとミスミグループは、提携契約を通じて相乗効果の早期最大化を図る。すでに国内で商品の相互供給など協業が進行中だ。今後も両社の業績向上に寄与する協力体制を強化する。翌連結会計年度以降の相乗効果が合理的に算出でき次第、新たに公表する予定だ。
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