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第一中央汽船、営業損失51億円も改善の兆し、4-9月期

2013年10月31日 (木)

ロジスティクス[第一中央汽船]2014年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)

 2014年3月期第2四半期2013年3月期第2四半期増減
売上高80,88271,64712.9%
営業利益-5,120-8,808-
経常利益-5,928-10,836-
当期純利益-11,530-12,566-
第一中央汽船が10月31日に発表した4-9月期決算によると、売上高は808億8200万円で12.9%の増収となった。営業損失は51億2000万円で、前年同期実績から37億円程度改善した。

2012年11月に策定した中期経営計画に基づき、筆頭株主や取引先からの支援を受けて資本増強を行うことで財務基盤を強化し、不採算船の返船や老齢船の売却を段階的に実行して経営の安定化を図った。全船型で減速運航を強化し、「断固たる決意で一般管理費の削減に取り組むなど、全社をあげてコストの極小化に努めた」としている。

しかし、7月31日付で公表した「オーシャン・ビクトリー」号の全損関連の訴訟案件で、同社に対して損害賠償金などの支払いを命じる第一審判決が出されたため、59億3700万円を訴訟損失引当金繰入額として特別損失に計上。最終損益は115億3000万円の赤字となった。