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13年4-12月期決算、訴訟関連で76億円特損計上

第一中央汽船、18.9%増収で営業赤字圧縮

2014年1月31日 (金)

財務・人事第一中央汽船が1月31日に発表した2013年4-12月期決算は、売上高が18.9%の増加となった効果のほか、株主からの支援で12年に行った資本増強や不採算船の返船、老齢船の売却などに取り組んだ結果、営業損益が51億6500万円の損失となり、前年同期の赤字額135億7300万円から大幅に改善した。

しかし、「オーシャン・ビクトリー」号の全損関連の訴訟案件で、同社に対して損害賠償金などの支払いを命じる一審判決が出されたため、59億3700万円を訴訟損失引当金繰入額として、17億4400万円を用船契約解約金として特別損失に計上し、最終損益は122億5600万円の損失となった。

同社はこの判決について「この判決は第一審の判断であり、現在英国控訴院に対し控訴申請を行っており、今後の控訴審で徹底的に争っていく」としている。

[第一中央汽船]2014年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)

 2014年3月期第3四半期2013年3月期第3四半期増減
売上高124,745105,47818.3%
営業利益-5,165-13,573-
経常利益-5,998-14,661-
当期純利益-12,556-20,237-