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三菱HCcap、デンマークでe-メタノール事業

2025年5月19日 (月)

荷主三菱HCキャピタルは14日、デンマークのグループ会社で再生可能エネルギー事業などを手掛けるEuropean Energy(ヨーロピアン・エナジー)が、再エネ由来の電力から製造するグリーン水素と生物由来のCO2(バイオジェニックCO2)を合成して生成するメタノール「e-メタノール」の供給を13日から開始したと発表した。

▲世界初のe-メタノール製造プラント(出所:三菱HCキャピタル)

e-メタノールは従来のメタノールに比べ低炭素の合成燃料で、脱炭素化が難しい船舶燃料や化学品・プラスチック原料として使用できる。同社が製造するe-メタノールはA.P.モラー・マースクの輸送燃料のほか、デンマークの製薬大手ノボノルディスクや玩具大手レゴの原料などに用いられる。

European Energyは欧州を中心に世界25か国で再生可能エネルギーや次世代エネルギーの事業を展開。累計4.5ギガワット以上の再生可能エネルギーを開発し、65ギガワット以上の開発・建設パイプラインを保有している。

製造プラントには304メガワットの太陽光発電設備と計52メガワットの水電解槽があり、e-メタノール生産能力は年間最大4万2000トン。同社は、商業規模でのe-メタノール製造事業は世界初で、製造規模も世界最大だとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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