環境・CSR出光興産は13日、合成燃料、合成メタノール(e-メタノール)のプロジェクト開発を行うHIFグローバルへ出資し、1億1400万米ドルを投じたと発表した。この取り組みにより、南米、北米、豪州でのe-メタノールおよび合成燃料のプロジェクトが推進される。

▲HIF社との出資セレモニーの写真(出所:出光興産)
HIFグローバルへの出資は日本企業としては初めてであり、これにより合成燃料やカーボンニュートラル燃料の国内外でのサプライチェーン構築を推進していくとしている。
HIFは、将来的には400万トン規模のe-メタノール生産を目指し、新しいエネルギー事業開発を多拠点かつ大規模に進めている。出光興産は、2023年に戦略的パートナーシップに関するMOUを締結し、e-メタノールに関する共同検討を進めてきており、今後も、e-メタノールや合成燃料の早期社会実装に向けた検討が続けられる。
同社はHIF社への出資を通じて、海外拠点における製造・開発を加速し、合成燃料分野でのノウハウを蓄積する。また、2035年までに国内外の拠点で50万トンのe-メタノール供給体制を構築することを目指している。この取り組みは、当社の燃料油事業のネットワークを活用し、市場形成と導入を早期に行うための重要なステップとなる。
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