
▲タクテック代表取締役社長 山崎整氏
イベント物流自動化機器メーカーのタクテック(東京都文京区)が、自社開発の仕分けソリューション「GAS(ゲート・アソート・システム)」を核とした新たな事業コンセプト「With GAS」を打ち出した。5月22日に東京流通センターで開幕した「アジア・シームレス物流フォーラム2025」で、同社代表取締役社長の山崎整氏が講演し、GASを中心とした総合ソリューション戦略と国内外の協業展開を紹介した。
タクテックは2007年創業。以来、自社開発のGASを起点に、ピッキング、梱包、搬送まで物流現場の各工程に対応する多様な製品を展開してきた。今回の「With GAS」構想では、GASを軸に他社ソリューションとの柔軟な組み合わせによって、顧客課題に応じた最適解を提供する体制を強化する。
講演ではGASの最新仕様や導入事例のほか、パッキングシステム「PALS」や自動ラベル貼付機との連携事例を紹介。また、アマゾンロボティクスに端を発する「グッズ・トゥ・パーソン」型自動化の流れにGASを組み込む応用例も示した。
海外展開にも積極的で、中国マテハンメーカーとの技術提携や共同開発の取り組みを紹介。特に四方向走行パレットシャトルやIOT対応のコンベアラインなどを例に、アジア発の先進技術を日本市場に適用する戦略が語られた。
講演の最後には「物流に関することなら何でも相談してほしい。タクテックは現場の“駆け込み寺”でありたい」と締めくくられた。
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