産業・一般業務DXサービスの開発運用を手がけるスタメン(名古屋市中村区)と船井総研ロジ(東京都中央区)は22日、両社が業務提携して共同開発した新サービス「TUNAGロジ produced by 船井総研ロジ」の提供を今月1日から開始したと発表した。スタメンが大手コンサルティング会社と提携するのは今回が初めてとなる。
物流業界では、慢性的な人手不足やドライバーの早期離職、教育環境の整備不足などが深刻な課題となっており、こうした状況を改善するため、大手コンサルの船井総研ロジと、ドライバー組織のDX(デジタルトランスフォーメーション)サービスを運用してきたスタメンが、採用後の定着・教育・業務管理を総合的に支援するサービスを構築した。
同サービスでは、スタメンが開発・展開する組織改善クラウドサービス「TUNAG」(ツナグ)のプラットフォームと、船井総研ロジの業界ノウハウを組み合わせ、物流企業の抱える人と組織に関する課題を解決していく。
採用後の定着・早期離職防止としては、新人向け業界理解コンテンツを提供するほか、企業理念を浸透させることによる職場への適応支援を行う。マニュアルや動画、理解度テストも標準搭載し、OJTと連動した教育設計や、資格・講習の一元管理などで教育コンテンツの体系化と効率化を図り、教育負担を軽減する。
また、経営層から現場への発信、ドライバー間の交流を促進するほか、日報や意見、業務報告などをスマホで簡単に投稿できるようにし、コミュニケーションの円滑化や活性化を進める。業務管理や法令対応のデジタル化で業務効率を図るほか、管理職の育成につながるコンテンツも用意されている。
両社では今後、機能を随時アップデートし、物流企業の人材戦略をより高度に支援できるサービスを目指す。サービスの利用によって人材の確保や業務ミスの軽減、コンプライアンスの徹底などが図れるとしている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com