行政・団体環境優良車普及機構(LEVO)は9日、2025年度「環境省二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」による「低炭素型ディーゼルトラック普及加速化事業」の申請受付を開始したと発表した。
この事業は、資金力の乏しい中小トラック運送事業者を対象に、燃費性能の高い低炭素型ディーゼルトラックの導入を集中的に支援し、低炭素社会の創出を促進することを目的としたもの。
補助対象は、資本金3億円または従業員数300人以下の中小トラック運送事業者、もしくは中小事業者に車両をリースする事業者。対象車両は車両総重量3.5トン超の事業用車両(緑ナンバー)で、25年4月1日から26年1月30日までに新車新規登録された車両に限る。
重要な条件として、大型・中型・小型とも2025年度燃費基準を達成した車両である必要があり、販売会社が発行する「2025年度燃費基準達成証明書」の添付が求められる。
補助額は車両区分によって異なり、経年車の廃車(スクラップ処理)の有無により金額が変動する。大型車(12トン超)の場合、廃車ありで75万円、廃車なしで50万円となる。中型車(7.5トン超-12トン以下)は廃車ありで42万円、廃車なしで28万円、小型車(3.5トン超-7.5トン以下)は廃車ありで15万円、廃車なしで10万円である。
また、2025年度燃費基準達成レベルが105以上の場合は、基準額に一律5万円が上乗せされる。
申請台数は1事業者あたり4台まで。申請期間は26年1月30日まで(同日消印有効)。
予算額の残額が2割程度に達した場合は、初めて申請を行う事業者を優先して抽選を行うなど配慮して実施される。また、補助金の交付を受けた事業者は、エコドライブ等燃費改善取組体制構築・運用状況報告書の提出や、燃費改善効果およびCO2削減効果の計算報告(当該年度およびその後1年間)が義務付けられる。
https://www.levo.or.jp/wp-content/uploads/15kouboyouryou.pdf
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