ロジスティクス日本郵船は23日、自動車専用船2隻でバイオLNG(液化天然ガス)燃料の継続的な使用を開始したと発表した。燃料はベルギーのタイタン・サプライから供給されたもので、ベルギー・ゼーブルージュ港で受け渡しが行われた。
対象となったのは「DAISY LEADER」と「SUMIRE LEADER」の2隻で、前者には6月15日、後者には7月18日にバイオLNG燃料がそれぞれ供給された。バイオLNGは、家畜排泄物や食品残渣などの有機廃棄物から生成されるバイオガスを精製・液化した燃料で、液化バイオメタンとも呼ばれている。従来は大気中に放出されるメタンを回収して燃料化することで、ライフサイクル全体における温室効果ガス排出量の大幅削減が可能となる。

▲バイオLNG燃料補給の様子(出所:日本郵船)
今回使用されたバイオLNGは、マスバランス方式によって調達されたものであり、ISCC EU認証を取得している。これにより、カーボンニュートラルな燃料として認定されるとともに、欧州連合の環境規制に適合し、原料から最終供給までのトレーサビリティーも確保されている。
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