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日本3PL協会、桶川市の生協物流拠点で見学会

2025年7月23日 (水)

(出所:日本3PL協会)

ロジスティクス3PL事業者の団体、日本3PL協会は17日、埼玉県桶川市の「シーエックスカーゴ桶川第2流通センター」で会員企業らによる見学会を実施。見学会レポートを18日、協会の公式ホームページで公開した。

桶川第2流通センターは、生活協同組合の物流業務全体の効率化を図ることを主な目的に2021年7月に設立された。商品の入荷から保管、出荷、梱包までの各工程に最新の設備とシステムを導入し、作業の省人化や自動化を推進し、安定した供給体制と高い生産性の実現を図っている。

施設の敷地面積は4万1700平方メートル、延床面積は7万平方メートルで、最大で400万点の商品を保管できる。SKU数は3万SKU、棚数は7万棚と、国内でも有数の規模を誇る。

主な設備として、トーヨーカネツ製の自動倉庫システム、マルチシャトルが2基あり、商品の「順立て」や「名寄せ」によって、ピッキング作業の生産性が大幅に向上した。

梱包作業では、商品のサイズに応じて最適な箱を自動で製造する自動梱包システム、B+ Equipmentがあり、無駄な梱包材の削減や作業時間の短縮に貢献している。

また、物流センター全体の管理には、GROUND社の倉庫実行システム(WES)、GWESを導入。倉庫内の各種設備や作業工程を統合的に制御・監視するシステムで、リアルタイムでの進捗管理や作業指示の最適化が可能になる。GWESの導入によってセンター全体のオペレーションが可視化され、人的ミスの削減や作業効率の向上などの成果が上がっている。

見学会では、施設の概要説明の後、2班に分かれて保管エリアや出荷エリア、梱包ラインなど各工程を実際に見学した。参加者からは「生協の宅配が安定している理由がよく分かった」といった声が上がっていた。

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