産業・一般コクヨは20日、子会社のコクヨS&Tがぺんてると東欧、ロシアを含む欧州全域、中東、アフリカで、文具製品の販売について業務提携すると発表した。提携の第1弾として、同社が開発したテープのり「ドットライナー」に、「ぺんてる」と「コクヨ」、2ブランドを冠し、ぺんてるの海外販路を活用して2011年5月から販売を開始する。
ドットライナーは、コクヨが2005年6月に発売した日本初のドットパターンのテープのりで、「のり」がドット(点)状に粘着することでのり切れの良さと高い粘着性を両立し、発売以来、2400万個以上を販売している(10月末時点)。
これまで販売は日本国内のほか、中国でもグループの国誉商業(上海)有限公司が運営する事務用品通販「易優百(イージーバイ)」や現地代理店を通じて行っていたが、欧州、中東、アフリカでの販売拡大を検討していたコクヨと、海外での取り扱い商材の拡大を検討していたぺんてるの狙いが合致し、販売業務提携に至ったという。
コクヨは2013年度に海外売上高5億円を目指しており、今後はぺんてるとの取扱商品の拡大を検討する。