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福良運輸(三重)が自己破産手続き開始、TDB調べ

2013年11月26日 (火)

ロジスティクス帝国データバンクによると、10月7日に事業を停止し自己破産準備に入っていた「福良運輸」は、11月14日に津地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は飯田聡弁護士(津市丸之内)。破産債権の届出期間は12月16日までで、財産状況報告集会期日は2014年2月28日午後3時。

同社は、92年6月に設立した一般貨物自動車運送業者で、九州から北関東に至る長距離定期便を主体とし、自動車・機械部品のほか、牛丼液体ダシなどの食料品、日用雑貨などの運送に従事。大手企業の製品輸送を中心として、11年10月期には年収入高24億9200万円を計上していた。

しかし、同業他社との競争激化により12年10月期の年収入高は24億8500万円と伸び悩み、さらにドライバーの事故や法令違反が相次ぎ、主力得意先から運送受注の契約を解除された。ドライバーのリストラなどで事業の立て直しを図ったが業況悪化を受け支えきれず、今回の措置となった。負債額は14億4700万円。