ロジスティクス三井倉庫ロジスティクス(東京都中央区)は8日、T2(千代田区)が開始したレベル2自動運転トラックによる幹線輸送の商用運行を利用したオペレーションを開始したと発表した。自動運転トラックの商用運行を行ったのは国内で初めて。7月2日に初回運行を実施した。
レベル2自動運転トラックは、トレーニングを受けたドライバーが乗車したうえで、ハンドルから手を離した状態で走行する。T2は国内で初となる自動運転トラックによる幹線輸送の商用運行を、三井倉庫ロジスティクスを含めた5社を対象に関東-関西間で開始する。
初回運行は往路と復路に分けて実施した。往路は、荷主がパナソニックオペレーショナルエクセレンスとパナソニックAP空調・冷設機器で、業務用冷凍・冷蔵庫などを、群馬県太田市から大阪府摂津市まで輸送。綾瀬インターチェンジ(IC)から吹田ICまでの区間を、レベル2自動運転トラックが走行した。復路は荷主がアクアで、洗濯機(ドラム式)を、大阪府枚方市から横浜市まで運んだ。高槻ジャンクション(JCT)か-横浜青葉ICまでの区間でレベル2自動運転トラックが走行した。

▲T2の自動運転トラック(出所:三井倉庫ロジスティックス)
三井倉庫ロジスティクスは今後も、T2のレベル2自動運転トラックによる幹線輸送の商用運行を継続的に活用し、オペレーションを実施する。より効率的で持続可能なオペレーションの確立を目指し、トラックの発着組み合わせの最適化や、混載輸送・中継輸送といった多様な輸送手法の検討と導入を推進する。2027年にT2が目指すレベル4自動運転トラックによる幹線輸送の実現を目指す方針だ。
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