EC電子商取引(EC)の戦略コンサルティングなどを手がける「いつも」(東京都千代田区)は7日、TikTok Shop Japanも出店する事業者向けの、新たなフルフィルメント支援サービス「いつロジ for TikTok Shop」を開始したと発表した。
TikTok ShopはBytedanceのショート動画SNS「TikTok」上で、直接商品を販売・購入できる通販機能で、既に米国や東南アジアでは若年層を中心に利用者が増加している。これを受け、日本でも6月30日に利用が可能になった。
しかし、同社によると、新たなECチャネルへの対応では、新たなチャネルに合わせた物流フローの設計や、急な受注増に対応できる人員体制の構築に、新規事業者がスムーズに導入できないことがあるという。また、どのような注文データが連携されるのか把握できず、利用中のOMSでどこまでスムーズな運用ができるのか不安に感じる事業者や、TikTok Shop独自の顧客対応に関するレギュレーションや対応のノウハウがなく、顧客満足度を維持できるか懸念を抱く事業者も少なくない。
TikTok Shopへの参入についても、同社は多くのブランド・メーカーから相談を受けたが、「物流」と「顧客対応」が大きなハードルとなっていることを感じたという。このため、こうした課題を解決できるサービスを提供することにした。
「いつロジ for TikTok Shop」は、同社の従量課金型フルフィルメントサービス「いつロジ」をベースに、TikTok Shop特有のニーズに対応できるよう機能を強化。カスタマーサポート(CS)代行サービスもパッケージ化した。
これによって、ブランド・メーカーは最短2週間でTikTok Shopでの販売を開始できる。また、小ロットや短期案件にも柔軟に対応し、Shopifyや楽天市場、Amazonとのマルチチャネル連携やFBA納品などにも対応できる。
費用面でも、60サイズ1個あたり580円から配送が可能で、初期費用や固定費はかからないため、スタートアップやスモールD2C事業者でも低リスクで販売を開始できる。
CS対応でも、経験豊富なスタッフがマニュアルやFAQに基づき、チャットによる問い合わせやキャンセルリクエストに迅速、丁寧に対応。物流と連携した顧客対応を実現することで、サービス品質を向上し顧客満足度を高められる。
同社は「TikTok Shop向けに特化したサービスの提供で、新たな販売チャネルに挑戦する事業者の成長をさらに加速させる」としている。
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