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マイナビ、運送業のシニア平均採用人数が20人超

2025年7月8日 (火)

調査・データマイナビ(東京都千代田区)は8日、「非正規雇用のシニア採用に関する企業調査(2025年)」の結果を発表した。調査は直近半年(24年12月-25年5月)以内に非正規雇用の採用業務に携わった20-69歳の男女を対象に実施し、1501件の有効回答を得た。

直近半年間に非正規雇用でシニア(65歳以上)を新たに採用した企業は44.8%だった。また、雇用形態別では「アルバイト」が37.4%で最も高く、「契約社員」が29%、「派遣社員」が28.1%となった。シニアバイトの新規採用率を業種別でみると「配送・引越し・ドライバー(陸運)」が45.4%だった。「警備・交通誘導(セキュリティなど)」が56.1%で最も高く、次いで「清掃(ビル管理・メンテナンス)」が50%となった。シニアバイトの平均採用人数は全体で11.1人、業種別では「配送・引越し・ドライバー(陸運)」が最も多く平均24.8人となった。これについて同社は、運送業界で人材不足が深刻化する中、シニア人材の採用をより進めていると分析した。

非正規雇用のシニアに対する今後の採用意向では、「採用したい(積極的に採用したい(18.9%)、どちらかといえば採用したい(38.2%))」が57.1%で半数を超えた。採用したい理由は「人手不足の解消・改善に繋がるから(48.9%)」が最も高く、「専門性が高い・経験が豊富(34.4%)」、「採用基準に年齢は関係ないから(24.5%)」が続いた。また勤務先でシニアが担っている役割や発揮している能力では、「職場に特有の専門知識・専門スキル(35.1%)」が最も多く、次いで「シニアの応募者の安心材料(33.7%)」、「職場の雰囲気を和ませること(30.6%)」となった。

同社はこの結果について、シニアの人材活用は単なる人手不足の解消にとどまらず豊富なスキルや経験を組織に還元する貴重な機会でもあるとし、今後もシニアと人材確保を図る企業のニーズが合致し、活用の広がりが期待されると分析した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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