調査・データ大和物流(大阪市西区)は18日、自動運転トラックを活用して住宅用建材や設備などを幹線輸送する実証実験を7月2日から開始すると発表した。2023年に出資した自動運転トラック開発会社T2(東京都千代田区)と組み、関東-関西を結ぶ高速道路の一部区間で実施する。トラックドライバー不足が深刻化するなか、安定的な輸送力確保に向けて自動運転トラックの有効性など探る。

▲海老名物流センターとT2のトラック(出所:大和物流)
親会社である大和ハウス工業の「奈良工場」(奈良県)-大和物流の「海老名物流センター」(神奈川県)間の輸送で走行する高速道路の一部区間で自動運転トラックの実証実験を展開する。使用するのはT2が開発した自動運転トラックで、実験は「レベル2」(ドライバーの監視のもとで実施される特定条件下での高機能自動運転)に相当する。車両には大和ハウス工業向けの住宅建材や住宅設備を積載し、荷姿や重量が不均一な建材の積み合わせ輸送時の自動運転トラックの輸送品質、貨物を積載した幹線輸送での自動運転走行ルートおよび走行リードタイム、想定するオペレーションパターンごとの有効性──などを検証する計画。
実証実験の実施期間は10月末まで。期間中に計4回の走行を予定している。大和物流ではまずレベル2自動運転トラックによる定期運行を目指し、将来はレベル4(自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態)を実現させたいとしている。
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