拠点・施設クレド・アセットマネジメント(東京都港区)は9日、滋賀県蒲生郡竜王町において、県内で最大級のマルチテナント型物流施設「CREDO滋賀竜王」の竣工式および竜王町との包括連携協定の調印式を行ったと発表した。
同施設は、帝人フロンティアグループの物流専門会社の帝人物流、京都を主要拠点とする物流会社の和束運輸、そのほか大手物流会社との間で賃貸面積の6割について賃貸借契約を締結。残りの区画についての引き合いも合わせ、全体として既に7割強程度の成約が見込まれている。
また名神高速道路「竜王インターチェンジ(IC)」に隣接し、国道1号、8号にも近く、広域配送および京都・大阪エリアへのエリア配送の両面から物流拠点として優れている。テナント企業からは新たな拠点としてカバーエリアの拡大が見込める立地に加え、中継機能の強化が図れる点や、最低区画2975平方メートル(900坪)からワンフロアオペレーションにも対応した柔軟な区画設計が高く評価されている。施設は敷地面積は6万7083平方メートル(2万293坪)、延床面積6万3929平方メートル(1万9339坪)の鉄骨造・地上3階建となっており、環境面では太陽光発電システムを導入。EV(電気自動車)充電設備の導入や省エネに向けた取り組みなどにより、CASBEE認証Aランク、BELS認証星6つ、ZEB認証を取得している。
また同日に竜王町と締結した包括連携協定に基づき、同施設を活用した防災強化、産業振興、地域活性化など、さまざまな分野で官民連携を推進する。災害時に施設の一部を一時避難所や支援物資の仮置き・仕分け場所として提供するなど、防災体制の強化を図るほか、地元企業との協業、社会科見学の受け入れ、「クレドの森」といった緑地エリアを活用した地域の賑わいづくりなどにも取り組む。

▲「CREDO滋賀竜王」外観(出所:クレド・アセットマネジメント)
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。