ロジスティクスROMS(東京都品川区)は11日、小型自動倉庫「ナノ・ストリーム(Nano-Stream)」を軸に、製造業向けのFA(ファクトリーオートメーション)市場への展開を本格化すると発表した。これまで物流事業者を中心に展開してきた同製品を、深刻化する人手不足や多品種少量生産といった製造現場の課題解決に向けて提供していく。
ナノ・ストリームは、短納期・小規模導入が可能な国産・フル内製の自動倉庫。保管密度と搬送能力を兼ね備え、耐震性や安全設計にも配慮している。モジュール構造により、100平方メートル規模のスモールスタートから段階的な拡張も可能で、生産性の向上を図る。
導入想定例としては、ライン中間保管庫でのバッファ・順立て、小部品のキッティング工程、門前倉庫でのサービスパーツの保管・ピッキング、小型AGVによる工程間搬送などが挙げられる。導入期間はおおよそ4—6か月と短く、年度内の設備投資計画に対応できる点も強みとされる。
同社では今後、展示会やチャネルパートナーとの協業を通じてFA市場での認知拡大を図るとともに、自動化ニーズの高い日本のものづくり現場への貢献を目指す。導入検討企業向けに実機見学会も随時実施している。
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