
▲アンドレイ・ダネスクCEO(最高経営責任者)兼共同創業者
ロジスティクス英国の物流ロボットメーカーであるデクソリー(英国・ロンドン)のアンドレイ・ダネスクCEO(最高経営責任者)兼共同創業者は27日、Logistics Todayのインタビューに応じ、2025年度中に日本市場に本格参入する意向であることを明らかにした。同社は物流倉庫内の製品在庫状況などを自律走行型ロボットを用いて自動的に確認するソリューションを欧州や米国などで提供しており、今後は人手不足などを背景に需要拡大が見込まれる日本市場での拡販を目指す。
同社のソリューションは、カメラやセンサーを搭載した自律走行型ロボットを物流倉庫内で移動させることで在庫データを自動収集していく仕組み。ユーザーはそのデータを通じて物流倉庫内での在庫の保管状況を3D表示で可視化できるほか、従来はスタッフが目視で実施してきた棚卸しなど在庫確認の業務を自動化して作業の生産性や精度を高められる。

▲在庫データを自動収集する自律走行型ロボット
すでに欧州や米国などではシェンカーやマースクなど大手物流事業者が導入済みのソリューションで、日系でも郵船ロジスティクスやNXホールディングス(日本通運)などが海外現地法人の物流現場で採用しているという。
デクソリーは2015年創業のスタートアップで、2023年3月に同ソリューションをローンチした。同社では、ユーザーの初期投資コスト負担を抑えるため、データを収集するロボットと、在庫管理や庫内ロケーション管理などの機能を持つ情報システムを月額料金で利用できるサブスクリプションプランを用意している。
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