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ダイムラーT、ハルバースタットに国際拠点

2025年7月11日 (金)

国際ダイムラートラック(ドイツ)は10日、ドイツ・ザクセンアンハルト州ハルバースタットにおいて、同社のグローバルパーツセンター(GPC)の開所式を開催したと発表した。新拠点は、メルセデス・ベンツトラックの世界的な補修部品供給の中核となるもので、世界170カ国以上のディーラーや物流センターに対し、最大30万点の部品を迅速かつ効率的に供給する体制を整える。

▲グローバルパーツセンター(出所:ダイムラートラック)

同施設は、延床面積27万平方メートルにおよぶ欧州最大級の物流拠点であり、倉庫は全自動高層ラック倉庫と小物部品倉庫を備える。また、化石燃料を一切使用しないエネルギーコンセプトに基づき、CO₂排出ゼロを目指す。屋上の太陽光発電システムは22メガワットの発電能力を持ち、年間2000万キロワット時超の電力を創出し、施設の使用電力を上回る見込みだ。

今回の開所により、2026年初頭までに650人の雇用が創出される見込みであり、現時点で既に200人が勤務している。ダイムラートラックは同プロジェクトに総額5億ユーロを投資しており、運営は国際物流大手のDPワールドが担う。

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