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世界の3PLなど受託物流、M&Aや自動化が鍵

2025年7月11日 (金)

調査・データ調査会社のリサーチ・アンド・マーケット(アイルランド)は10日、調査レポート「Contract Logistics 2025」を発表した。世界のコントラクトロジスティクス市場の2024年・25年規模推計や29年までの予測、地域別・業種別・サービス別の分析を含み、M&Aやテクノロジー動向が競争環境に与える影響を詳述している。

レポートによると、3PLなど物流業務受託事業などの世界コントラクトロジスティクス市場は25年に3.3%成長を見込む。一方で地域ごとの動向は不均一で、アジア太平洋地域が世界市場の成長を主導するのに対し、欧州は成熟市場として停滞傾向を示す。北米市場もインフレ圧力や高い運営コスト、消費需要の抑制が成長を制約する要因となる。

主要プレイヤーの24年の既存事業の成長率は3-5%で、契約受注は小売や自動車など特定業種に集中。サービス別では流通業務が引き続き世界的に支配的なセグメントとなる。

M&Aは依然として市場構造を変える主要要素であり、競争環境を再編成する動きが続く。さらに、AIやロボティクスなど自動化技術の導入も加速し、各社のサービス品質やオペレーション効率に大きな影響を与えている。レポートは、実際のロボティクス導入事例や、主要物流企業(GXO、DHLサプライチェーン、CEVA Logisticsなど)の自動化取り組みを分析し、導入度や投資計画のベンチマークを提供する。

また、地域別、業種別、契約期間別に契約分析を行い、競合状況やトップ10グローバル企業の利益率、地理的カバレッジ、業種カバレッジも詳細に解説。主要各社の企業プロフィールも収録する。

レポートは成長市場の特定やリソース配分の最適化、競合ベンチマーク、入札戦略立案、買収・提携機会評価、イノベーション動向の理解、ベンダー選定支援などに活用できる内容となっている。

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