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メディネット、薬事法改正受け細胞加工施設新設

2013年12月2日 (月)

メディカルメディネットは2日、改正薬事法と再生医療安全性確保法が成立したことを受け、東京都品川区に細胞加工施設を新設する、と発表した。

新施設は、同社が管理する臨床用細胞加工施設の中で最大の新横浜CPCに比べて7倍の広さで、臨床に用いる組織・細胞を培養・加工するエリアと、治験用に用いる組織・細胞を培養・加工するエリアをそれぞれ分けて設置する。

鴻池運輸グループで医療分野の物流改善を手掛ける鴻池メディカルが管理する免震構造の建物を部分賃借することで、土地購入や建設などの投資コストを大幅に削減し、建設から本稼働までの準備時間を短縮する。

本格的な稼働は、厚生労働省などが作成中の細胞加工施設のガイドライン策定を考慮し、2015年の前半となる見通し。

メディネットはこれまで、免疫細胞療法総合支援サービスを中心に、医療機関に対して細胞加工施設の企画・設計、免疫細胞治療関連の細胞加工技術・サービスなどを提供してきた。

今回の両法成立により、企業が再生・細胞医療用の細胞加工を受託できることになったことで、同社は自社の優位性を固めるため細胞加工施設を新設し、細胞加工業の拡大を目指す。

新施設では、免疫細胞に限らず再生・細胞医療に取り組む医療機関や研究機関からの組織・細胞の加工・培養の受託、再生医療など製品の開発に取り組む企業からの組織・細胞の加工・培養の受託を見込んでいる。

■新施設の概要
物件名:トライネット・ロジスティクス勝島1号倉庫
所在地:東京都品川区勝島一丁目5番21号
延床面積:2990.5m²
設備投資額:15億円
完成時期:2014年後半
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