行政・団体国土交通省と北海道は22日、北海道新幹線札幌延伸に伴って生じる鉄道貨物輸送に関する課題の解決策について検討をしている有識者検討会議の第6回会合を、25日に開催すると発表した。課題や議論の方向性などを整理した中間とりまとめ案を作成する予定となっている。
北海道新幹線は現在、青森県の新青森駅から新函館北斗駅までの間が開業しており、現在、札幌駅までの延伸工事が進められている。
札幌延伸後、並行する在来線の函館線(函館-長万部間)はJR北海道から経営分離される予定だが、同線が廃止されると北海道と本州を結ぶ在来線が寸断され、貨物輸送に支障をきたすことから、同線の今後の運営が課題となっている。
このため、国と道は北海道新幹線札幌延伸に伴う鉄道物流のあり方に関する有識者検討会議(座長・二村真理子東京女子大学教授)を設置し、道内の荷主企業や運輸会社などからヒアリングをしながら、今後の運営のありかたについて検討を進めてきた。
現在、貨物専用路線として同線を維持する方法が有力視されているが、多額の維持費用や要員の確保などが課題となっており、検討会議でどのような方向性が打ち出されるか注目されている。
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