拠点・施設長谷工総合開発(東京都港区)とサンケイビル(東京都千代田区)は22日、2社で共同開発する3温度帯対応のマルチテナント型物流施設「千葉市美浜区新港物流施設計画」の建設に着手したと発表した。2027年6月末の完成を予定している。
新物流施設は、千葉県の湾岸エリアに立地し、京葉道路・穴川インターチェンジ(IC)から5.9キロ、東関東自動車道・湾岸千葉ICから7.2キロと、首都高速湾岸線や東関東自動車道にも近い。首都圏全域をカバーする広域配送の拠点として期待される。

▲外観イメージ(出所:サンケイビル)
建物は4階建で、汎用性や拡張性にも優れており、1、2階を冷凍冷蔵倉庫、3、4階をドライ倉庫とする3温度帯対応となっている。冷凍冷蔵倉庫は、冷凍(マイナス25度)、冷蔵(5度)、可変(マイナス25度-5度)に3タイプがある。
これによって、食品や医薬品、日用品など、温度帯の異なる多様な製品に対応するなど、幅広いテナントニーズに対応が可能な仕様となっている。また、テナント従業員の休憩スペースとして、最上階に海を眺めるラウンジを2か所設置し、働きやすい快適な環境も整える。
BCP(事業継続)対応のため、非常用発電機を設置するほか、自然冷媒であるCO2を使用した環境負荷の少ないノンフロン仕様にするなど環境にも配慮した設計となっている。
敷地面積:2万5152.05平方メートル
延床面積:5万4600.37平方メートル
構造:地上4階建スロープ型
完成:2027年6月末予定
アクセス:京葉道路・穴川ICから5.9キロ、東関東自動車道・湾岸千葉ICから7.2キロ
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