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産業ファンド、SBSロジファンド1号に出資

2013年12月12日 (木)

拠点・施設産業ファンド投資法人と資産運用会社の三菱商事・ユービーエス・リアルティは12日、SBSグループなどが出資する私募ファンド「SBSロジファンド1号」の匿名組合出資持分を取得すると発表した。

同ファンドはSBSグループが保有する物流施設「西日本ロジスティクスセンター」(京都府京田辺市)の信託受益権51%を同日付で取得しており、同投資法人はこれの準共有持分を取得するもの。

SBSグループも同日、物流企業としては珍しい「ファンドを活用した物流施設運営・開発戦略」を本格化する方針を発表しているが、これは主に資産のオフバランス化と再投資に向けた資金調達手段の確保を目的としており、同投資法人が提案したプランをベースとした。

同投資法人が直接的に出資するのは匿名組合出資持分の1.25%(1000万円)だが、SBSロジファンド1号は、SBSグループが保持している西日本ロジスティクスセンターの準共有持分49%についても優先交渉権を3年間保有することとなっており、同グループが保有するほかの物流施設に対するパイプラインの構築も狙いとしている。

西日本ロジティクスセンターは、大阪、京都に近く、希少性の高い京都府内の物流適地に位置する大型
物流施設で、宝酒造グループの物流子会社「タカラ物流システム」が本社を構えるとともに、西日本エリアの基幹物流センターとして入居する高い継続性を持つ。また、24時間運用可能で最大15mの庇を備えた3面バース、床荷重2t/m²、天井高最大5.8mの優れたスペックも備えている。