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ANA、来年4月からANAカーゴが営業を開始

2013年12月24日 (火)

ロジスティクス全日本空輸(ANA)は24日、貨物専門の新事業会社「ANAカーゴ」が2014年4月から営業を開始し、貨物事業の拡大を図ると発表した。

併せて、運用開始5年目を迎える沖縄貨物ハブネットワ-クに新たな路線として、14年3月から広州-沖縄、5月からは沖縄-シンガポ-ルを開設する。14年1月1日から運航を開始する沖縄-青島線に続く新規路線となり、これで沖縄貨物ハブは12地点を結ぶこととなる。

同時に、沖縄貨物ハブ以外の貨物便ネットワ-クでは、成田-広州線の新設(2014年1月1日から運航)に続いて、14年5月から成田-ジャカルタ線、シンガポール-成田線、成田-関西-上海線を就航させ、成田からの貨物便ネットワ-クも拡充する。

フレイタ-ビジネスでは機材稼働率の向上によるユニットコストの低減などにより、収益基盤の強化・改革に取り組む。

新事業会社のANAカーゴは、これまでANA貨物事業室が主に担っていた企画・マーケティング・販売計画などと、ANAロジスティクサービスが担っていたエアラインセールス・上屋ハンドリング・ソリューション(フォワーディング、ロジスティクス)などの貨物事業を統合し、一体的に運営する。

会社組織は10月に設立を済ませており、14年4月から営業を開始。これにより、収益性の向上に向け、マーケティング機能や品質・顧客のフォロー体制の強化、間接業務の削減など、貨物事業のテーマに対し、スピード感を持って実現できる体制を構築する。



■新貨物事業会社の概要

会社名:ANACargo
代表取締役社長:岡田晃氏(ANA貨物事業室長常務取締役執行役員)
営業開始日:2014年4月1日
株主:ANAホ-ルディングス100%
社員数:900人
本店所在地:東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター