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荷主ブリヂストンは5日、トラック・バス向けのソリューション活動を担う人材育成の一環として「第15回技能グランプリ全国大会」と「第3回ソリューションエンジニアコンテスト全国大会」を北九州市で4日に開催したと発表した。両大会には地区予選を含め計683人が参加し、タイヤメンテナンス技能や提案営業力を競った。
▲技能グランプリの競技の様子（出所：ブリヂストン）
技能グランプリには全国から344人が出場し、40人が全国大会で実技に臨んだ。タイヤ交換や点検の作業スキル、顧客への説明力などを競い、14人が「技能エキスパート」、うち10人が「技能マイスター」に認定された。2010年の初回以降、延べ5000人超が参加し、認定者は累計139人に達している。
一方、ソリューションエンジニアコンテストでは、燃料費高騰や2024年問題など課題が複雑化する輸送業界を背景に、商談力や課題解決力を評価。339人が予選に臨み、16人が全国大会でロールプレイング形式の提案を披露した。最優秀者1人と優秀者2人が表彰され、優れた商談事例はグループ全体で共有される。
ブリヂストンは、現場に根ざした技能と営業力を磨くことで、安全運行や環境対応に貢献するソリューション事業を強化する考えだ。タイヤの使用段階での価値を高め、顧客との長期的な関係構築につなげる取り組みとして位置付けている。
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